About usくらむぼんという名前と歩きかた
『くらむぼん』という名前は、宮沢賢治の童話『やまなし』で蟹が話す言葉に由来します。
人間と自然の共存、科学の限界、他人への思いやりを童話で伝えた宮沢賢治に共感し、
この社名が名づけられました。
そして“くらむぼんワイン”は、勝沼のブドウ畑と自然が両立しつつ、
地域住民とワイナリーが協力し合っていく。
その中で地域の特産、甲州やマスカットベーリーAが日々の食卓に登るデイリーワインとして親しまれ、
和食文化の一端を担っていくことが私たちの願いです。
History
- 1913
- 一代目 長作が自家ブドウで葡萄酒造りを開始
- 1932
- 近隣のブドウ農家が集まり田中葡萄酒醸造協同組合』となる
- 1962
- 持ち株を買い取り『有限会社山梨ワイン醸造』設立
- 2006
- 株式会社化し『株式会社山梨ワイン』と社名変更
- 2013
- 創業100周年を迎え、原料ブドウを国産100%とする
- 2014
- 『株式会社くらむぼんワイン』と社名変更
Our Wineryくらむぼんワインが生まれる場所
くらむぼんワインのワイナリーは、勝沼町の祝地区、
国道20号線と旧甲州街道に挟まれた閑静な通り沿いにあります。
ワイナリーへの訪問は自由で、テイスティングやワインセラー、四季折々のブドウ畑の見学もできます。
そんな、当ワイナリーの魅力をすこしご紹介します。
母屋
テイスティングやワインを購入できる日本家屋のワインサロンです。
築130年になる伝統的な母屋は、牧丘町にあった養蚕農家の家屋を移築させたものになります。
この母屋にはお座敷があり見学後、自由に休んでいただくことができます。
テイスティングルーム
母屋の一角には、ワイン造りの歴史を紹介するワイン資料室があり、自由に見学できます。また隣のテイスティングルームでは、自由にテイスティングを楽しんだり、ワインを購入することができます。
テイスティングやワインの話でおくつろぎください。
ワインセラー
ワインセラーの中ではゆったりとした時間が流れ、ワインが熟成されています。
フレンチオーク樽が並べられ、中では熟成タイプのワインが瓶詰の時を待っています。
さらに元ブドウの貯蔵庫として使われていた地下のワインセラーでは、
地下のひんやりした温度のままでワインがゆっくりと熟成されています。
自社ブドウ畑
ワイナリーから徒歩1分の所にある、垣根畑の”七俵地畑”。
ここでは、くらむぼんワインのブドウ栽培を実際に見ることができます。
一歩足を踏み入れるとそこは雑草の絨毯で、シャルドネやカベルネ・ソーヴィニョンが栽培されています。
四季折々のブドウ畑の風景をお楽しみいただけます。
Owner野沢たかひこ(オーナー/栽培醸造責任者)
大学中退後、フランスに渡り、ホームステイ先で出された郷土料理と地ワインの美味しさに感動し、家業のワイン造りを継ぐ決心をしました。ブルゴーニュで1年半栽培・醸造を学んだのち帰国し、栽培醸造責任者として栽培から一貫したワイン造りに励んでいます。フランス南西部の自然派ワインに感銘を受け、2007年から自社栽培を、自然農・有機栽培・ビオディナミに影響を受けた自然に即した栽培へと転換しました。
現在、ワインの美味しさをより多くの人に伝えるため、こだわりの醸造家集団となる、勝沼ワイナリーズクラブのメンバーとして活動しています。
JSA認定シニアワインアドバイザー